Soleilの遊戯王ブログ

Soleilの遊戯王関連のブログです

【遊戯王デッキ紹介】イグナイトハロハロズァーク ~ハロハロが繋ぐズァークへの道~

f:id:Soleil33:20210314174230p:plain

はじめに

皆さんこんにちは。 Soleilといいます。

今回は自分の新作でYoutubeの方にもADS対戦動画として上げたオリジナルデッキ、[イグナイトハロハロズァーク]を紹介したいと思います。

このデッキは覇王龍ズァークという非常に出すのが難しいモンスターを、イグナイトとハロハロを中心とした展開で流れの中から出しにいくことをコンセプトにしました。

ハロハロは色んな点で恵まれたステータスを持っています。しかし普通のデッキでキーカードにするにはいまひとつ何かが足りないモンスター。

このデッキでは絶対に欠かすことのできないカードです。

それはなぜなのか?

その点も含めて紹介していきます。

※記事の序盤は各キーカードへの少々長い解説が入ります。デッキの基本展開の方が気になるという方は、目次からデッキの基本展開に飛んで読み始めてくれてもいいと思います。

覇王龍ズァークについて

f:id:Soleil33:20210314112215j:plain

融合・ペンデュラム・効果モンスター
星12/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
【Pスケール:青1/赤1】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り、
相手フィールドの融合・S・Xモンスターは効果を発動できない。
(2):1ターンに1度、相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた時に発動できる。
そのカードを破壊する。
【モンスター効果】
ドラゴン族の融合・S・X・Pモンスター1体ずつ合計4体
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
(2):このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(3):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
デッキ・EXデッキから「覇王眷竜」モンスター1体を特殊召喚する。
(4):モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。

アニメARC-Vのラスボス的存在として人気を集めたズァーク。こいつを出すことがこのデッキの最終着地点となります。

その最大の特徴は召喚条件の難しさで、ドラゴン族の融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラムモンスターを1体ずつ素材にするという重さ。

ズァークを出しに行くためのミラクルシンクロフュージョンへのアクセスは捕食植物ヴェルテ・アナコンダの登場で非常に容易になったと思います。

しかしそれでも融合素材はフィールド・墓地にきちんと揃えなければいけません。

正攻法で狙うとなると融合・シンクロ・エクシーズという、それぞれ異なるエクストラ(以下EX)への召喚方法にアクセスできる必要があります。

また場から離れると墓地でなくEXに行ってしまうペンデュラムモンスターのドラゴン族を墓地に送る手段も要求されます。

その全ての条件をクリアしつつズァークを出すまでの過程の中でもある程度戦える。そんな纏まったデッキに仕上げるのは中々の難易度と言えるでしょう。

【イグナイトハロハロズァーク】デッキレシピ

f:id:Soleil33:20210314101249p:plain

デッキレシピリンク:

f:id:Soleil33:20210314101342p:plain

デッキのキーカードの紹介&解説

イグナイト

イグナイトは炎属性・戦士族のテーマで最上級を除き、上級・下級モンスターは全てペンデュラム(以下P)・通常モンスターとなっています。その全てのP効果は共通していて以下のようになります:

(1):もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。

自分のPゾーンのカードを全て破壊し、自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。

 またPスケールが2と7で統一されているのも特徴で、3~6の各レベルに必ず1体ずつ各スケールのモンスターがいます。

炎属性・戦士族というステータスから焔聖騎士と非常に相性が良く、焔聖剣ーデュランダルからもサーチできます。このデッキでもイゾルデ、リナルドローランの3体と共にデッキのメインエンジンとなっています。

このデッキで採用しているのは全て下級(レベル3~4)となっていて、その理由は以下の通りです

  1. 予想GUY苦渋の決断レスキューラビットに対応している
  2. 下級ゆえにすぐに通常召喚でき予想GUYまたはリナルドと合わせてイゾルデに繋げられる
  3. レベル3は別のレベル3と合わせて彼岸の黒天使 ケルビーニ、ハロハロと合わせてドロドロゴンの素材になる
  4. レベル4は昇竜剣士マジェスターPの素材になれる

焔聖騎士-リナルド

f:id:Soleil33:20210314104836j:plain

このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドに戦士族・炎属性モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。 この方法で特殊召喚したこのカードはチューナーとして扱う。 (2):このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、 「焔聖騎士-リナルド」以外の戦士族・炎属性モンスター1体または装備魔法カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える。

イグナイトの欄でも述べたように、下級イグナイトとすぐにイゾルデにアクセスできます。また今や鉄板の汎用ルートであるイゾルデの効果でデッキからリクルートしてそのまま装備魔法を回収できます。

このデッキでは焔聖剣ーデュランダルを回収することでイゾルデからのサーチと合わせて2枚イグナイトを確保できる為、即座にP召喚に繋げられます

竜魔王ベクター

f:id:Soleil33:20210314105704j:plain

闇属性ドラゴン族の通常Pモンスター。

通常モンスターであるため予想GUY苦渋の決断レスキューラビットというサポートカードをイグナイトと共有できます。

またそのステータスゆえに以下の恩恵もあります:

なにより、Pのドラゴン族であるため覇王龍ズァークの素材となるのが最も重要な役割です。

上記のようなカード達から引っ張ってきた後、最終的にエクシーズ(以下X)素材として墓地に落としミラクルシンクロフュージョンでズァークの素材にします。

ハロハロ

f:id:Soleil33:20210314111605j:plain

 ハロハロは非常に恵まれたステータスを持つモンスターですが、その採用率はあまり高くない印象です。

その理由は一つ一つの要素単体では他に代替品があるからだと思われます。

以下はそのいくつかの例です

  • Pチューナー: 竜剣士ラスターP、EMオッドアイズ・シンクロン等
  • 悪魔族レベル3チューナー:幻影王 ハイド・ライド、リゾネーター各種等
  • 通常チューナー:ガード・オブ・フレムベル、ギャラクシーサーペント等

それらのような理由からか、最初にこのカードを使おうと思っても最終的に抜けているというケースも多いでしょう。

しかしこのデッキではハロハロはなくてはならないキーカードです。

それはハロハロが持つ恵まれたステータス、そのステータスの複数を以って欠かせない要素となっているからです。

このデッキでのハロハロのシナジー

1. 通常モンスター

2. 悪魔族レベル3

3. ペンデュラムモンスター

4. Pスケール2

5. レベル3チューナー

これら全ての条件を一度に満たせるのはただ一枚。

このハロハロだけなのです。

だからこそ、このデッキにとってハロハロはなくてはならないキーカードと言えます。

EXのモンスターに役割については、後述の基本展開の流れも交えて読んで頂ければと思います。

 

デッキの基本展開ー初動

ここからはデッキの展開パターンについて話していきます。

このデッキの初動パターンは主に以下の2つになります。

ゾルデ主導ルート(エクシーズ、ペンデュラムドラゴン準備)

このデッキの最も安定した展開パターンになります。というのも、このデッキではこのパターンが一番成立する確率が高く、事故率を低く抑えられたのでこのパターンを軸にしました。

40枚のデッキから以下の24枚中2~3枚を引けていれば展開できます。

上記のカードからイゾルデに繋げます。その展開パターンは組み合わせによって異なるのですが、基本となる動きは以下の通りです。

展開例:ラビット1枚+イグナイト1枚

  1.  →ラビットでイグナイト二体を特殊召喚
  2. 2体でイゾルデを作りイグナイトサーチ
  3. ゾルデ効果で焔聖剣-デュランダルを墓地に落とし、リナルドをデッキから特殊召喚
  4. リナルド特殊召喚成功時の効果で墓地のデュランダルを回収
  5. デュランダルで別のイグナイトサーチ
  6. EXからラビットで出したイグナイト二体と、最初から持っていた/デュランダルでサーチしたイグナイトを一体(計三体)をP召喚

ここでルートが少し分岐します。

  1. 場に出したイグナイト三体の内、レベル3がニ体とレベル4が一体ならレベル3二体でケルビーニを作る
  2. ケルビーニ効果でカーボネドンを落とし、カーボネドンの効果でベクターPをデッキから特殊召喚
  3. レベル4イグナイトとベクターPで昇竜剣士マジェスターPを出す
  4. ケルビーニとイゾルデで召命の神弓-アポロウーサを出す(1妨害用意)
  5. スケールのイグナイトのP効果を発動しリナルドをサーチしておく
  6. エンドフェイズ、昇竜剣士マジェスターPの効果でハロハロをサーチ

または

  1. 場に出したイグナイト三体の内、レベル4がニ体とレベル3が一体ならレベル4二体で昇竜剣士マジェスターPを出す
  2. ゾルデ+レベル3イグナイト+リナルドで召命の神弓-アポロウーサを出す
  3. スケールのイグナイトのP効果を発動しリナルドをサーチしておく
  4. エンドフェイズ、昇竜剣士マジェスターPの効果でハロハロをサーチ

組み合わせによって初動の始まり方は若干異なりますが、最終的には上述のいずれかのルートを辿ります。

レスキューラビットじゃなくともイグナイトまたはそれをサーチするカードの内3枚があれば

  1. イグナイト二体をペンデュラムスケールにセッティングし、P効果でリナルドをサーチ
  2. 残った1枚のイグナイト+リナルドでイゾル
  3. ゾルデから最初手札にいなかったイグナイト(イゾルデの制約でそのターン召喚・特殊召喚できない為)をサーチしデュランダルコストにリナルドをデッキから特殊召喚
  4. リナルド特殊召喚成功時の効果で墓地のデュランダルを回収しさらにイグナイトサーチ

あとの流れは最初に書いたルートと一緒になります。

こちらの流れは昇竜剣士マジェスターPとその素材になっている竜魔王ベクターP(マジェスターPが場を離れると墓地に行く)でエクシーズ・ペンデュラムドラゴン族の準備をしつつ、アポロウーサで1妨害を構える形となります。

イグナイトは炎属性・戦士族・通常モンスターであるためサポートカードが非常に充実しています。それらのカードを引き込めていれば上述の展開に持っていけるでしょう。

このルートのキーカード:昇竜剣士マジェスターP

f:id:Soleil33:20210314162036j:plain

(1):このカードがX召喚に成功した時に発動できる。 このターンのエンドフェイズに、デッキからPモンスター1体を手札に加える。 (2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 自分のエクストラデッキから表側表示の「竜剣士」Pモンスター1体を特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターはX召喚の素材にできない。

レベル4Pモンスター二体で出せるマジェスターP。

このカード自身もドラゴン族のエクシーズモンスターであり、エクシーズ召喚したターンのエンドフェイズにPモンスターをサーチできます。

Pモンスターであるハロハロも当然サーチでき、このカードのおかげでハロハロはより大きな存在意義を持ちます。

竜魔王ベクターPを素材に使えば、さりげなくペンデュラムドラゴン族を墓地に送るというミッションも達成しています。

彼岸の黒天使 ケルビーニ 主導ルート(融合、シンクロドラゴン準備)

このルートはいわゆるサブプランになります。このルートの条件は以下の通り

  • 魔界発現世行きデスガイド+イグナイトモンスター(またはそれをサーチするカード)3枚以上
  • レスキューラビット+イグナイトモンスター(またはそれをサーチするカード)2枚以上(2枚ならスケール揃い)
  • 予想GUY+レベル3モンスター+イグナイトモンスター(またはそれをサーチするカード)2枚以上(2枚ならスケール揃い)

展開例:魔界発現世行きデスガイド+イグナイトモンスター3枚

  1. 魔界発現世行きデスガイドを召喚し効果でデッキからハロハロを特殊召喚
  2. 二体でケルビーニを作り、ケルビーニ効果でカーボネドンを落とす
  3. カーボネドン効果で竜魔王ベクターPをデッキから特殊召喚

ここでもルートが少し分岐します。手札のイグナイトのスケールが既に揃っていて余った一体がレベル3の場合

  1. イグナイト二体をセッティングしEXのハロハロと手札の余ったイグナイトをP召喚
  2. P召喚したレベル3イグナイトとハロハロの二体でドロドロゴンをシンクロ召喚
  3. ドロドロゴンの効果で場のベクターPと融合しヴァレルロード・F・ドラゴン(ケルビーニのリンク先に置けば効果で自身を対象にしても破壊されない為、実質ノーコストになる)
  4. 最後にスケールに張ったイグナイトのP効果を起動し、リナルドをサーチしておく

スケールが揃っていない、またはレベル3イグナイトがいるものの他二体のイグナイトではスケールの数値が同じでP召喚に持っていけない場合は

  1. レベル3イグナイトと別のイグナイトをスケールにセッティングし、P効果でスケールにセッティングしたイグナイト二枚を破壊。手札の残った1体とは別のスケールのイグナイトをサーチ
  2. 手札のイグナイト二体でスケールをセッティングし、EXからハロハロとレベル3イグナイトをP召喚。二体でシンクロしドロドロゴンをシンクロ召喚(後の流れは上記の3.の通りとなります)

ケルビーニ主導のルートはイゾルデルートとは別の流れで消費が多めになりますが、代わりに2ターン目以降の消費はイゾルデ主導のルートより抑えられます。

こちらはドロドロゴンからのヴァレルロード・F・ドラゴンへと繋げる流れでシンクロ・融合ドラゴンを確保しつつ妨害を構える形です。

このルートのキーカード:ヴァレルロード・F・ドラゴン

f:id:Soleil33:20210314162642j:plain

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドのモンスター1体と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の闇属性リンクモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。

フリーチェーンでの妨害効果を持っているこのカード。

ケルビーニのリンク先に置けば一方的な破壊ができる上、このカード自身もドラゴン族融合モンスターです。

ドロドロゴンを使用して出したという点からの目くらましにもなり、純粋に攻撃力3000のアタッカーとしても活躍してくれます。

2ターン目以降の展開

初動パターンの展開でズァークの素材の半分(融合、シンクロ、エクシーズ、ペンデュラムの内2枚)は既に用意できており、竜魔王ベクターPとハロハロも手札またはEXにある状況になっていると思います。

ここからは初動の展開で用意できているのが(エクシーズ&ペンデュラムドラゴン)なのか(融合&シンクロドラゴン)なのかで変わります。

エクシーズ&ペンデュラムドラゴン準備済みの場合

ゾルデ主導ルート(エクシーズ、ペンデュラムドラゴン準備)の続きと仮定すると

  1. 初動の出だしと同じような流れでイゾルデを作り、再び効果でリナルドかローランをリクルートしつつリンク先とスケール用のイグナイトを確保
  2. 手札のハロハロとEXからレベル3を含むイグナイト二体をP召喚
  3. ハロハロとレベル3でドロドロゴンをシンクロ召喚
  4. ドロドロゴンの効果で場のイグナイトと融合し波動竜騎士 ドラゴエクィテスを融合召喚
  5. ドラゴエクィテスとイゾルデからリクルートしたリナルドまたはローラン捕食植物ヴェルテ・アナコンダを出す
  6. アナコンダ効果でミラクルシンクロフュージョンを落とし、ズァークを融合召喚(素材:竜魔王ベクターP、昇竜剣士マジェスターP、ドロドロゴン、波動竜騎士 ドラゴエクィテス)

 

融合&シンクロドラゴン準備済みの場合

ケルビーニ 主導ルート(融合、シンクロドラゴン準備)の続きと仮定すると

  1. リナルド+イグナイトモンスターでイゾルデを作る
  2. ゾルデ効果とリナルドリクルートからのデュランダル回収でイグナイトスケールを確保(ここまではイゾルデルートの続きと一緒です)
  3. 竜魔王ベクターPを含むレベル4のPモンスター二体を手札・EXからP召喚
  4. 竜魔王ベクターPを含むレベル4二体で竜魔人 クィーンドラグーンを出す
  5. クィーンドラグーンの効果で墓地のドロドロゴンかヴァレルロード・F・ドラゴンを蘇生
  6. その二体で捕食植物ヴェルテ・アナコンダを出す
  7. アナコンダ効果でミラクルシンクロフュージョンを落とし、ズァークを融合召喚(素材:ドロドロゴン、ヴァレルロード・F・ドラゴン、竜魔王ベクターP、竜魔人 クィーンドラグーン)

このルートの決め手:竜魔人 クィーンドラグーン

f:id:Soleil33:20210314163827j:plain

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 「竜魔人 クィーンドラグーン」以外の 自分のドラゴン族モンスターは戦闘では破壊されない。 また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、 自分の墓地のレベル5以上のドラゴン族モンスター1体を選択して特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、 このターンそのモンスターは攻撃できない。

クィーンドラグーンは融合・シンクロドラゴンを先に出した後のターンで非常に大きな役割を担います。

  1. エクシーズドラゴンとしてズァークの素材になる
  2. 竜魔王ベクターPをエクシーズ素材にすることで墓地に送る
  3. 通常Pモンスターであるイグナイト(レベル4)とベクターPを効果モンスター二体(クィーンドラグーン自身&蘇生したモンスター)に変換してくれる

特に3の役割が極めて重要で、捕食植物ヴェルテ・アナコンダは素材に効果モンスター二体を使わなければなりません。

ピン刺しのエキセントリック・デーモンを除いて、このデッキのPモンスターは全て通常モンスターです。その為せっかくEXからP召喚で展開してもアナコンダの素材に直接使うことができません。何らかの形で効果モンスターに変換する必要があります。

この点で、通常レベル4Pモンスター二体を効果モンスター二体に変換してくれるこの仕事はクィーンドラグーンにのみできることなのです。

融合・シンクロドラゴンを先に展開した後のターンでレベル4モンスター二体さえ出せれば(墓地にベクターPがいないならベクターPをエクシーズ素材にする必要はありますが)覇王龍ズァークを出す準備が完全に整うのはクィーンドラグーンのおかげと言えるでしょう。

イグナイトハロハロズァークのADS対戦動画

ここまでが大体おおまかなズァークを出すまでの流れとなります。

上述のざっくり述べた展開パターンは若干上振れ気味の仮定ではあります。

もっと細かくキーカードの組み合わせによる展開パターンがあるのですが、それらに触れだすと記事が更に長くなってしまうのでここでは割愛させて頂きます。

このデッキが実際にどのように動いているかに関しては下にある実際の対戦動画の方でも良ければご覧になって下さい。 

イグナイトハロハロズァーク対戦動画:

【遊戯王ADS】今こそ一つに! イグナイトとハロハロから繰り出す覇王龍ズァーク!【ゆっくり実況】 - YouTube

補足:その他のEXモンスター

波動竜騎士 ドラゴエクィテス

f:id:Soleil33:20210314163310j:plain

ドラゴン族シンクロモンスター+戦士族モンスター このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。 1ターンに1度、墓地に存在するドラゴン族のシンクロモンスター1体をゲームから除外し、 エンドフェイズ時までそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る事ができる。 また、このカードがフィールド上に表側攻撃表示で存在する限り、 相手のカードの効果によって発生する自分への効果ダメージは代わりに相手が受ける。

ドラゴン族シンクロモンスターと戦士族で出せる融合ドラゴンモンスター。

イグナイトモンスター、リナルド、イゾルデは皆戦士族なのでドロドロゴンとそれらのいずれかのモンスターで出せます。

攻撃力3200と3000を超えており、純粋なアタッカーとしても活躍してくれます。

 

天威の龍拳聖

f:id:Soleil33:20210314165538j:plain

(1):このカードは効果モンスターとの戦闘では破壊されない。 (2):自分フィールドに他の効果モンスターが存在しない場合に発動できる。 自分の墓地及び自分フィールドに表側表示で存在する、 効果モンスター以外のモンスターの数まで、 相手フィールドの効果モンスターを選んで破壊する。

リンクモンスターを含むモンスター二体という緩い条件で出せて、P召喚の為のマーカーを増やしてくれます。

イグナイトモンスター、ベクターP、ハロハロは皆通常モンスターなので(2)の効果も簡単に発動でき、相手モンスターを一掃してくれるなどの働きもしてくれます。

効果モンスターとの戦闘で破壊されないなど場持ちもそこそこ良く、このデッキとは高いシナジーを誇るカードです。

 

氷結果の龍 トリシューラ

f:id:Soleil33:20210314165955j:plain

チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上 (1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。 相手の手札・フィールド・墓地のカードをそれぞれ1枚まで選んで除外できる (手札からはランダムに選ぶ)。

言わずと知れたシンクロ時代からのパワーカード。

このデッキではハロハロ+レベル3×2体、または手札から自身の効果で特殊召喚しチューナー扱いとなったリナルドとレベル4×2体で召喚条件を満たすのでかなり出しやすいです。

シンクロドラゴンでもあるためズァークの素材になれることに加え、対象に取れないまたは効果で破壊されないといった相手モンスターの処理を迫られた時にも切り札として活躍してくれます。

終わりに

今回の記事はこれで以上となります。

元々ズァークというモンスターに大きなロマンを感じていて、他にもいくつかズァークを出しに行くデッキは作っていました。

今回はそれにハロハロをキーカードとして使っていけるような構築で作れないかなと着手したところ、想像以上の完成度で仕上げることができたので満足しています。

この記事を最後まで読んで下さった皆さんが面白いと思ってくれたならとても嬉しいです!

それではまたお会いしましょう!^^